現在48歳の自営業の男です。
なんとここへ来てAGAの専門医で治療することを決意しました。
私の育毛の歴史
高校生ぐらいから気にし始めた薄毛
30年ぐらい前まで遡りますが、高校生の時にふと友達に『お前ちょっと毛薄くないか?』って言われました。
『えっこの年齢で?俺が?』
と思いましたが、その時は朝シャンというか洗面所で寝癖直しに頭をぬらして、急いで乾かして毎日学校に行っていたのでそれが良くなかったのかとか思っていました。
今思えば小学校の時には何でもできていたことが、中学生になって成長期が人より遅く、体格的には大人と子供の勝負になってしまい、いつも負けになっていたことから自信をなくし、かなりのストレスを抱えて生きていたからかもしれません。
高校生活も楽しくなく、いつからか髪の毛のことも気にするようになってきました。
高校卒業してからは何するでもなく、浪人しながら遊んでいました。この時の生活は乱れ、夜中まで起きて朝方寝るという生活をしていました。
この頃から抜け毛が目立つようになり、バイクのヘルメットをかぶるとボリュームもなくペタンコになってしまうという事態になっていました。
社会人になって一人暮らしになると、更に生活は酷くなり、食生活も乱れ始めました。もちろん抜け毛はとまりません。
毎回鏡でよく検証してみたり、どうやって薄くないように見せるかということが上手になってきて、結論としては、
『髪の毛同士を干渉させない!』
ということがボリュームを出すのに一番いいという結論が出ました。どういうことかというと、ワックスなどで固めたりして毛と毛をくっつけると隙間ができるので、なるべく隙間を毛が独立して埋めてくれるのが、薄く見えないということです。
こうなってくると人に髪の毛が薄いかどうかすぐ分かるようになってきます。
『ああこの人隙間が見えないように一生懸命してるなぁ』
とか、
『この人分け目の隙間がなさ過ぎ。ズラやな?』
とか。チャリゲの部分が薄くて、その上から急に濃くなっているのも怪しいです。
こんな感じだからどこかやっぱり自信がなくて、『毛が薄いのがバレたらどうしよう・・・』って思っている自分がいるんですよね。
ですから、仕事・恋愛・遊びのどれもそこそこしか楽しめなかったんですよね。しかしその時はスースーして気持ちのいい育毛トニックくらいしかなかったんですよね。気持ちはいいけど効果なかったけど・・・
救世主か!?『リアップ』登場!
そんな27歳くらいの時、画期的な発毛剤が日本で大正製薬から発売されました。
そう、初代『リアップ』です。
しかし発売当初1年くらいは人気過ぎて、何か薬局にコネとかがない限り一般の私みたいなのが手にすることはできませんでした。
そして『リアップ』の発売から2年くらい経って、やっと店頭にチラホラ並び始めた頃、念願の『リアップ』を手にすることができました。
その時の希望に満ち溢れた気持ちは今でも覚えています。
早速次の日から使用するのですが、ちょっとベタベタしてボリュームを出すのに必要な『干渉しない事』ということができなくなりました。
発毛させる為に必要な『ミノキシジル』を頭皮に浸透させなければいけないので、乾燥させるわけにもいかず、結局ちょっと薄毛が目立つセットで過ごさなければなりませんでした。
『毛が生えるまでの我慢や。』
と自分に言い聞かせて1年半ほど使用しました。しかし薄毛を目立たせてまで頑張った『リアップ』ですが、待てど暮らせど一向に効果はなく、毛が生えるどころか抜け毛も一向に減りませんでした。
『リアップ』の価格はとてもその時の若者には高価でしたので、初めて買った時の希望とは反対の絶望の底へ落とされました。
30代になり、いよいよボリュームもなくなってきて、さらに白髪もポツポツ出てきて汚い髪になりました。
『ハゲたら覚悟を決めて坊主にする!』
と決めていたのですが、その頃サービス業をしていたので中々できず、短くした時のあまりもの変貌を想像すると勇気が出ませんでした。
短髪が薄げには快適!
そんな自分に自信もない中で、何とか頑張って勉強もして自営業をすることになりました。30代後半のことです。
『思い切って毛を短くしよう!』
スパッとスポーツ刈りより少し短いくらいにしました。
『なんと想像していたよりも何十倍もいい!』
なんで若い頃からそうしなかったのかと思うくらいです。何でか考えてみたところ、やはり『干渉しない』ということです。
短いので毛が倒れたり寝てしまうこともなく、ピンと立って隙間を埋めてくれるんですよね。シャンプーもあっという間に終わり、あっという間に乾きますので無駄な時間も掛からない。
ただ私は乾燥肌なので、逆に乾燥を防ぐ為に体が油を出すので頭皮も油ギッシュになるんですよね。そうなると多少隙間も目立つようになります。
しかし毛が長いときのことを考えると、もっと油で毛がくっつき、隙間が大きく薄毛が目立っていたので、それを考えると数段良かったです。
薄毛進行を防ぐ『プロペシア』の登場!
30代も後半に差し掛かった時、また画期的な発毛の薬が出ました。
『プロペシア』です。
爆笑問題がCMしていたのですが、『AGAはお医者さんへ』みたいなうたい文句だったので、『リアップ』で懲りていた私はそれほど興味がわきませんでした。
しかし『プロペシア』が男性ホルモンがDHT(AGAの原因となる成分)に転換されるのを防ぐというのを目にした時、
『もう一回信じてみよう』
と思い、病院へ行って処方してもらうことにしました。
『プロペシア』の副作用としては、性欲の減退、肝機能障害などがありますので、血液検査をして肝臓の状態をチェックしてから処方されます。
皮膚科などで処方されますが、その医院で渡されるのでストックのある病院へ行かなければなりません。医者は大して育毛・発毛の知識があるわけではなく、肝臓チェックして『プロペシア』を売ってくれるという感じです。
最大でも3か月分しかくれませんし、半年に一回血液検査が必須となっています。
なので毎回混んでる病院に患者と一緒に待たなければなりませんし、二回に一回は血液検査をしないといけません。
面倒ですが毛が生える為には頑張らないといけません。
しかし1年経っても、2年経っても毛が増えた感じはありませんでした。
でも抜け毛は減っているような感じもしましたし、現状は維持できている感じはありました。
事業も順調で、会社に縛られることなくストレスフリーだったことも関係してか、5年ほど現状を維持できていたので、
『このまま現状維持でもいいや』
と考えて日々を過ごしていました。その5年の間に医者から、
『新しい発毛効果も高い薬出たので試して見ますか?』
といわれたので、『ザガーロ』を試してみるのですが、あまり変わらなかったのでまた『プロペシア』に戻し、ジェネリックの『フィナステリド』に変えたりしていましたが、ずっと現状維持でした。
事業悪化でストレス増加
現状維持でストレスフリーの快適な生活をしていた時、突如として事業が悪化し始め、その対策に翻弄する日々が続くようになります。40代半ばくらいの時です。
対策をしても思うように売り上げは戻らず、早急に事業縮小して再起を図るようにしました。
何とか暮らしてはいけてますし、こうなった時の為のリスクヘッジで贅沢せず貯金はしていたので数年問題はないのですが、あったものがなくなるのはかなりのストレスです。
こうしてストレスを抱えたまま1年が経つと、現状維持からまた薄毛への道が始まりました。
毛が短いのであまり抜けている感じはないのですが、今までデスクとかでも見たことがない抜け毛がチラホラ見るようになりました。もちろん『フィナステリド』も飲み続けています。
一向に事業は改善せず2年が経った時に、再び『フィナステリド』とダブルで『リアップ』を使って改善しようと決意しました。
その時には『リアップ』も進化して『リアップX5プラス』となり、効果の高い第1類医薬品として、薬剤師の面談を経てしか購入できない商品になっていました。
実際に薬剤師にも、
『4ヶ月は使用してください。4ヶ月使用すれば産毛が生えてきて、髪の毛が増えてきだします。』
といわれたので、
『生えるって言うてしまうんだぁ』
と思いましたが、逆に希望が見えてきました。
そして『リアップX5プラス』を1年半使用した現在。薄毛は進む一方。もう前頭葉が一気に攻め落とされそう。そして今、
『AGAクリニックに行こう』
ということになったのです。